いつもだと毎年5月の練習か8月の夏休みに主人の実家に行くが今年は原発の事故などがあり全員が福島で集まるのは小さな子供もいるので、新潟で集まった。それで私は震災後初めて福島に行った。
主人は2回ほどすでに行っているが・・・弟が放射能を測る数量計を持っていて庭、部屋の中などをこまめに測っていた。外はだいたい0.7マイクロシーベルト、家の中は0,4マイクロシーベルトくらいだった。でも測るたびにいろいろ変化する。部屋の中を測って「あれ、今までで一番少ない値がでたぞ、二人が来て放射能を吸ってくれたんじゃないか・・・」と冗談を言った。
私は庭に出て花の写真を撮る。
菊、コスモス、シュウメイギク、チェリーセイジなどがあったが一番びっくりしたのは裏庭の「ホトトギス」こんなにたくさんのホトトギスを見たのは初めて。
そして、シイタケの栽培のところを写す。
ここではどんこの素晴らしいシイタケができていたが放射能の値が大きいので全部捨てたそうだ。
別に売っていたわけではないが、自分の所や親戚に配っていたのに・・・
失ったものは大きい。
季節外れのバラがきれいだった。
5日は「四季の里」で8名が集まりお昼を一緒に。
埼玉の加須高校に避難していたとき会った従姉妹やその両親の叔父さん、叔母さんにも久しぶりに会う。お二人とも90歳以上だがお元気で95歳の叔父さんは毎日散歩してデニーズまで行き、そこでコーヒーを飲んで帰るそうだ。 お店の人もわかっていて何も言わなくてもさっとコーヒーを出してくれるそうだ。
食後、近くのイチョウ並木を見る。
弟が「イチョウの葉っぱが割れているのはズボンで、割れていないのはスカート。そしてズボンを履いているのがオスのイチョウでスカートをはいているのがメスのイチョウ・・・と教えてくれた。
私は初めて知った。ここのイチョウ並木は9:1くらいでメスが多いとの事。
これは実がなっているメスのイチョウ。確かに葉が割れていない。
その後いつもおじさんが行くというデニーズに行ってお茶を飲み、私は今日新花巻でクラス会があるので福島駅まで送ってもらい、新幹線で新花巻へ。