手術前は3,5kgだったジョアンだが、術後まったく食事を取らないで、2,5kgまで体重が落ちた。退院後も一度病院に体重を量りに行ったがそのときは2,8kgだった。
不思議なもので1週間後の体に着せられたタオルの洋服をはずし、抜糸がすんだら徐々に食欲も出てきた。一安心。
その後、今獣医になっているO君からジョアンのために薬がプレゼントされた。犬、猫専用の腫瘍に効く薬で植物「せんだん」の葉から抽出された成分という。液体になっているため、缶詰のえさに混ぜて食べされることに・・・
O君とジョアンとの出会いは彼が中学2年生の頃。今まで多くの生徒が我が家にやってきたが怖がりのジョアンが唯一自分から他人の膝に乗ったのはこのO君が初めてただ一人。 そのときのO君は膝に乗った猫を見てびっくりはしたが声は立てず、じっと見守っていた。その後母親から「猫を飼いたい・・と息子が言っているけどマンションだから・・」という話があり、「娘も北海道でアパートだったけど、外へ出さなければ、他人に迷惑もかけないから飼っていた・・」という話をした。その後しばらくして、O君の家は猫を飼い、O君はいつの間にか獣医の道に進んだ。
まあ、ジョアンが関係あるかないかはわからないけど、私にとっては印象的な出来事だった。
この犬猫専用の薬は80%~85%くらい効果があるという。
人間にはどうなのだろうか・・・
ジョアンがこれを嫌がらずに飲んでくれたらいいけど・・・
薬が来てから、数日、書類、飲ませ方などを読み、ジョアンが一番好きなのは鰹節の削ったのだからそれにこの薬「せんだん」の液体をかけてやってみた。 はじめは食べなかったがおなかがすいたのか、だんだん食べるようになった。
ジョアンは今日田天領水を飲み、センダン入りの缶詰を食べている。父が飲んでいたアガリクスも1錠を粉にして缶詰のカツオにかけて食べている。これであと何年生きられるか・・・・